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知らない業者・身に覚えのない業者からの催告書や最後通告書等、裁判所から支払督促や訴状が届いた方へ

身に覚えのない請求書や訴状等が届いてお困りの方へ

1 催告書や最後通告書、訴状等の書類が届いた

 ある日自宅に帰るとポストに、知らない業者・身に覚えのない業者からの「催告書」や「最後通告書」等の書面が入っていた、裁判所から「支払督促」や「訴状」が届いた、ということで当事務所にご相談に来られる方がいらっしゃいます。
 特に訴訟ともなれば、どうしていいかわからないとお感じになられる方も多いでしょう。
 もっともこういったケースでは、返済や支払いをせずに解決することができる場合があります

2 なぜ知らない・身に覚えのない業者から催告書等が届くのか

身に覚えのない請求書や訴状 弁護士 当事務所にご相談にいらっしゃる方々のもとに届いた催告書等の送り主や訴訟の原告としては、株式会社ギルド、CFJ合同会社、株式会社シーエスジー、アビリオ債権回収株式会社、アイ・アール債権回収株式会社などが多いように見受けられます。

 これらの会社については、知らない・身に覚えのない業者だと判断してしまわれる方が多いようですが、下記(1)~(3)がその理由となっているのではないでしょうか。また知っている会社からの通知であっても、かなり昔のことで忘れてしまっていて、身に覚えがないという方もいらっしゃるでしょう。

(1)会社の名前が変わっている

 株式会社ギルドは、もともとハッピークレジット株式会社が名前を変え(商号変更)、トライト株式会社になり、そのトライト株式会社が山陽信販株式会社、株式会社信和を吸収した後、株式会社ヴァラモスに名前を変え、さらにその後株式会社ギルドに名前を変えています。 CFJ合同会社は、アイク、ディックファイナンス、ユニマットライフが合併してできた会社です。

(2)債権譲渡を受けた会社からの請求

 株式会社シーエスジーは北海道札幌市の貸金業者ですが、他の業者から債権譲渡(債権譲渡とは、たとえばAさんがBさんに対してお金を貸した場合、AさんはBさんに対して、お金を返してもらう権利を持ちますが、この権利をCさんに譲渡することができ、この譲渡のことを債権譲渡と呼びます。債権譲渡を受けたCさんは、実際にお金を貸したAさんに代わって、Bさんに対してお金を返すように請求することができます。)を受けて、返済を請求してくることが多いです。

(3)サービサー(債権回収会社)が回収業務を行っている

 アビリオ債権回収株式会社、アイ・アール債権回収株式会社は、法務大臣の許可を得た業者で、貸金業者等から委託を受けて、貸金債権等の回収を行う会社です。

3 返済・支払いをすることなく解決できる場合とは

 これらの会社から請求が来た場合に、消滅時効を主張することで、返済や支払いをすることなく解決できることがあります。
 最後の返済の日から5年以上経過している場合には、その債務はについて時効が成立している可能性があります。時効が成立している場合は、「時効を援用」することで、債務を消滅させることができるのです。

 消滅時効は、単に時効期間が経過したというだけで債務が消滅することはなく、「援用」しないと債務を消滅させることができません(時効期間が経過していても、援用されていないため、催告書等の請求が届いたり、訴訟を起こされたりするのです)。また時効には「中断」といって、経過した時効期間がリセットされるという制度があり、不用意に相手に連絡等をしてしまうと、時効期間を経過していたにも関わらず、時効が中断し、援用ができなくなってしまうということもあります。

 このように時効が成立し、援用が可能どうかは、簡単に判断できない場合もありますし、訴訟の対応ともなれば、なかなか難しいということもありますので、催告書等が届いた、訴訟を起こされたという場合には、早めに当事務所にご相談いただければと思います。