HOME > 任意整理とは > 任意整理のメリット・デメリット
任意整理のメリット・デメリット
任意整理のメリット・デメリット
任意整理のメリットって何ですか。
まず、将来の利息がカットされるので、無理なく支払いを続けられる金額で借金を計画的に完済できます。借入金の額や約定の利率にもよりますが、たとえば100万円の借入金を5年で返済するの場合、返済総額は最大で約50万円減ることになります。
また、特定の債権者とだけ交渉することもできますので、一部の借金についてのみ整理ができるといったメリットもあります。
それでは、逆にデメリットとしてはどのようなものがありますか。
任意整理は、あくまでも債権者と個別に交渉していく手続ですから、債権者が同意をしてくれなければ効果がありません。
他に、任意整理をすると信用情報機関に登録され(いわゆるブラックリスト)、今後数年間、クレジットカードを新たに作ったり、ローンを組んだりといったことができなくなってしまいます。
任意整理をした場合における返済総額について
上で少し触れましたが、任意整理手続を行うことにより、将来の利息がカットされることになります。
たとえば、100万円を5年間かけて返済するとしましょう。その場合の返済総額は、①一般的な消費者金融からの借入金(年利18%)を返済する場合、②銀行系カードローンからの借入金(年利14.5%)を返済する場合、③任意整理を行い、将来利息をカットした上で返済する場合とで、返済総額の差は下記の図のとおりとなります。
このように①消費者金融の場合は利息として52万3606円、②銀行系カードローンの場合は利息として41万1697円も多く返済しなければならないのです。
もちろん、借入れの条件や返済期間によって異なってはきますが、任意整理を行うことで、負担が軽くなることが多いでしょう。